だし昆布の、つぶつぶの白いやつ!

だし昆布をいざ使おうと思って、
手にとってはみたものの….
何やら表面に白いツブツブが….

コレってなに?????

そう思ったことはありませんでしょうか。
前置きはやめて簡潔にご説明しましょう。

コレは水溶性の食物繊維の一種である「アルギン酸」というものが固まったものです。

水溶性ですので、水またはお湯で柔らかくなっていきます。
ちなみにこのアルギン酸は昆布に多く含まれていて、
腸の働きを活発にし、余分な脂肪分と共に体外へ放出させる効果があります。
なので、食べても全く問題ありません。

何故このようなツブツブが表面についているかというと、
真昆布の産地南かやべでは各生産者がそれぞれ早朝の水揚げ時に、
「洗浄機」を使用して一枚一枚昆布表面の異物や汚れを除去する作業を行っています。
この作業は食品衛生を考慮したなかで、義務付けられています。
ガソリンスタンドなどにある洗車機の小型版みたいなもので、
高速回転する上下のブラシで巻き取りながら洗浄していくイメージです。

このツブツブは、その洗浄時に昆布表面が傷ついたりして、中から成分が染み出てきたものなのです。

僕の心もこうしてツブツブで修復されれば良いんですがね!!!